*vol141
フラット化する世界(上)を読み終える。
以前読んだ「富の未来」を彷彿させるスケールの内容で読みこなすまで、2週間ほどかかってしまう。
インド・中国などの目まぐるしい発展の中、先進国のビジネスに影響を与えている起因を客観的に書き下している。
ITインフラが整ったことにより、安価で優秀な発展途上国の労働力を活用し、より緻密で高度なサービス要求に
答えることが出来る企業のみが競合を跳ね除け繁栄を許されれことになった昨今を多角的に考察されいます。
先進国から発展途上国へオフショアリングやアウトソーシングが行われる結果が、ビジネスの形態にどのように
影響を及ぼすのかが分かりやすく書かれています。
単価の安い単純な仕事が中国へ流れつつある状況が今の職場でも感じられ、
読みながら実生活と照らし合わせて読み進めることができました。
会社のとある部署の単純なデータ入力オペレーションを上海の法人へ委託しています。
福岡〜上海間を特別な光ファイバー専用回線を引いても安いものであると話を聞いています。
委託する業務の内容にもよるんだろうけどね。
まさに著書に上げられて内容が身近で行われており、驚きを感じながら読めました。
メディアが発信するような新聞やテレビ報道の上辺だけの情報から、その現象が起こる背景まで探ることが
できる能力がつくと、世の中が多角的に垣間見れて面白いんだろうね。
本当に重要で確信的な事実は、テレビや新聞などの使い捨てな情報には報道されない気がします。
毎日の限定された分野の断片的な情報であり、本質を捉えきれることができないんだろうね。
今日の一冊は「フラット化する世界」です。
読み応えたっぷりの一冊です、下巻もボチボチ読んでいきます。
- 作者: トーマスフリードマン,伏見威蕃
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2008/01/19
- メディア: 単行本
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