*Act432 2011/04/03 海外からみた東京

ピカデリーのhmvを覗いたら「Lost in translation」のDVDが目に留まる。こっちのDVDって安いんだわ。£5で購入です。
学生のときに観た記憶があり、懐かしくて購入しちゃいました。
当時は何故ロケ地が東京?という感想が強かったんだけど、改めて購入し観て納得しました。


やはり東京という街は、どこの国の色んな都市と比較しても独特なんだと改めて思います。
言語が日本語であり、海外の方からすれば全く馴染めない環境であり、
アジアの喧噪やそれと乖離する洗練さを併せ持つコンクリート高層ビルが立ち並ぶ街。


映画の内容は、非日常的な異環境の中で、一時的な人間の温かさや儚さが映し出されています。
回帰することが分かっている中での、人間関係がうまく描写されています。


海外にでて改めて思う感想ですが、
外国の人の多くが想像する日本と我々日本人が普段観ている日本とは全く異なります。
この映画にでてくる新宿のネオンのシーンや渋谷のスクランブル交差点の風景、海外の監督さんが撮ったとは思えないほどの
日本らしい描写が映されています。


東京の風景を忘れてきた頃に、かなり新鮮な気持ちで観ることができました。
渋谷や地下鉄の風景が映し出された時に、こんな風景だったなぁ〜と日本人の自分でもリアルに思い出すことができる映像です。
監督であるソフィア・コッポラが東京にこだわって収録をしたそうなのですが、今なら理由が分かります。
スカーレット・ヨハンソンの演技が良いね、この時まだ10代だったはず。。。

ロスト・イン・トランスレーション [DVD]

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